自動着陸装置は <航空機・旅行・雑誌>

霧や雨などで視程が低下した状態でも、自動的に安全、正確に飛行場への進入・着陸を行わせる装置。

航空機の離陸から着陸までの一連の操作を自動化して操縦士の負担を軽減し、安全性と定時性を確保しようとする自動飛行制御装置の一部で、オートパイロット、オートスロットル、低高度用精密電波高度計、ILSで構成されている。

従来から用いられているGCAは地上からレーダーで誘導し、ILSでは地上からの電波を受信して計器に表示させて進入・着陸を行っているが、いずれも機器の能力の関係で、進入の最終段階は操縦士の肉眼によって滑走路を確認し着陸操作を行っていた。

このため、それぞれの飛行場ではデシジョンハイトや滑走路視程の最低値を決め、気象条件がそれを下回るときは上空で待機するか、定められた代替飛行場か予備飛行場に着陸して、天候の回復を待つことになる。

航空機事故は悪天候下で着陸を強行することで起こることが多い。

自動着陸装置は、この着陸時の安全性と、運航の定時性を確保するために開発された装置である。
update:2010年02月23日